タイトル

風が通る

葉が鳴る

光を浴びる

背を伸ばす

光、熱、水、栄養

風か鳥か

自らの工夫か人の手か

雨に打たれる

内に溜める

暖かさを感じる

頭を上げる

ぶつかり、絡み、折れて、負けて

生まれて別れて

生まれて増えて

意味など無くて

ただそれだけであるような

中にあるものに素直でいるだけ

出会うものに素直でいるだけ

沢山は持っていなくて

ただそれだけであるような

正しく負けて

正しく勝って

正しく生きる

正しさなんて知らないように

目を覚まし

ただ真っ直ぐに生きている

生きている事なんて知らないように

意識なんて知らないように

間違えてしまったんだろうか

戻せないというのに

間違いじゃないというならば

何のためだろうか

同じようにできないなら

同じようにできない様を

デタラメだというならば

デタラメなままに

自らを鳴らし

自らを上げて

自らを放とう